大きな画像ファイルはサイトを重くし、ストレージを圧迫し、共有の手間も増やします。しかし正しい方法を選べば、見た目の画質をほとんど損なわずにファイルサイズを大幅に減らせます。
画像圧縮の基本
圧縮には大きく分けて 2 種類あります。
- 可逆圧縮は、ピクセル情報を捨てずに冗長なデータだけを取り除きます。展開した画像は元と完全に同じです。PNG は標準で可逆圧縮を使います。
- 非可逆圧縮は、人の目がほとんど気づかないデータを選んで捨てます。JPEG と WebP が対応しており、写真のファイルを大きく小さくできるのはこのためです。
「画質を落とさずに」圧縮するコツは、捨てるデータが知覚できない範囲にとどめることです。多くの写真では JPEG 品質 75〜85 で、通常の表示サイズでは違いがわからないまま元より 60〜80% 小さくなります。
実践テクニック
1. 適切な形式を選ぶ
どのスライダー設定よりも、形式選びのほうが重要です。
- JPEG は写真や色数の多い複雑な画像に最適です。
- PNG はグラフィック、ロゴ、スクリーンショット、透過画像に最適です。
- WebP はどちらにも向いており、同じ画質なら JPEG より 25〜35% 小さくなることが多いです。最新のブラウザのほとんどが対応しています。
形式を変換したい場合は、ZapFile の画像変換を使えばブラウザ上ですぐに変換できます。
2. 圧縮の前にリサイズする
よくある失敗が、800×600 で表示するだけの 4000×3000 の写真をそのまま圧縮することです。先に実際の表示サイズまで縮小すれば、圧縮する前にファイルサイズを 90% 減らせることもあります。ZapFile の画像リサイズで、正確なサイズを指定したり割合で縮小したりできます。
3. 品質設定を賢く選ぶ
JPEG や WebP で保存するとき、品質の値がどれだけデータを捨てるかを決めます。
- 90〜100:ほぼ劣化なし。ファイルは大きめ。保存用や印刷向け。
- 75〜85:Web 用に最適。通常のサイズでは元画像と見分けがつきません。
- 50〜70:近くで見るとわずかにぼやけますが、サムネイルには十分です。
4. メタデータを削除する
カメラやスマホの写真には、GPS 座標、カメラの機種、シャッタースピードなどの EXIF メタデータが含まれています。これだけで 1 枚あたり 50〜100KB 増えることがあります。削除すればファイルが小さくなり、プライバシーも守れます。画像にどんなメタデータが含まれているかは、ZapFile の EXIF ビューアで確認できます。
アップロードせずにまとめて圧縮
多くのオンラインツールは画像をサーバーにアップロードさせるため、プライバシーの不安やファイルサイズの制限がつきまといます。ZapFile の画像圧縮のようにブラウザで動くツールなら、すべてを端末上で処理します。画像はパソコンから出ず、サイズ制限もなく、結果もすぐに得られます。
チェックリスト
- 適切な形式を選ぶ(写真は JPEG、グラフィックは PNG、どちらにも WebP)。
- 実際に必要なサイズまで縮小する。
- Web 用なら品質を 75〜85 にする。
- 不要なメタデータを削除する。
- プライバシーに配慮したブラウザ型の圧縮ツールを使う。
この手順を守れば、目に見える劣化なしに、いつでもファイルを小さくできます。