形式を間違えると、見た目は何も変わらないのにファイルサイズが 2〜3 倍になることがあります。このガイドでは代表的な 3 つの形式を整理し、毎回すばやく正しく選べるようにします。
JPEG(JPG)
JPEG は 1990 年代から Web 上の写真の標準形式です。非可逆圧縮を使い、ファイルを小さくするために一部のデータを恒久的に捨てます。
向いている用途:
- 写真やなめらかなグラデーションのある画像
- SNS への投稿
- 多少の画質低下が許容できる画像
弱点:
- 透過に対応していない
- 非可逆で保存し直すたびに画質が少しずつ落ちる
- 文字、線画、くっきりした輪郭には不向き
高品質の JPEG 写真は、同じ画像を PNG で保存した場合よりおおむね 5〜10 倍小さくなります。
PNG
PNG は可逆圧縮なので、デコードした画像は元の完全なコピーです。完全なアルファ透過にも対応しており、ロゴやアイコン、UI 要素には欠かせません。
向いている用途:
- ロゴ、アイコン、輪郭のはっきりしたグラフィック
- スクリーンショットや文字を含む画像
- 背景を透過させたい画像
- 何度も編集して保存し直す画像
弱点:
- 写真ではファイルが大幅に大きくなる(JPEG の 3〜5 倍になることも多い)
- アニメーションには標準で対応していない(その役割は GIF や APNG)
WebP
Google が開発した WebP は、非可逆・可逆の両方の圧縮に加え、透過やアニメーションにも対応しています。同じ画質なら JPEG や PNG より常に小さなファイルになります。
向いている用途:
- できるだけ小さなファイルにしたい Web 公開
- 画質と透過の両方が必要な画像
- PWA やパフォーマンス重視のサイト
弱点:
- ごく古いブラウザでは表示できない(それでも世界の対応率は 97% 超)
- 一部のデスクトップ用ビューアや編集ソフトでは対応が限定的
- 印刷のワークフローではまだ受け入れられにくい
比較表
| 項目 | JPEG | PNG | WebP |
|---|---|---|---|
| 圧縮 | 非可逆 | 可逆 | 両方 |
| 透過 | なし | あり | あり |
| アニメーション | なし | なし | あり |
| 最適な用途 | 写真 | グラフィック | 両方 |
| 相対的なサイズ | 小 | 大 | 最小 |
| ブラウザ対応 | ほぼすべて | ほぼすべて | 97% 以上 |
選び方
シンプルな判断の流れです。
- 写真ですか? 品質 80 の JPEG、または閲覧者の環境が対応していれば WebP。
- 透過が必要ですか? 互換性重視なら PNG、軽さ重視なら WebP。
- ロゴ、アイコン、スクリーンショットですか? PNG。
- Web の表示速度を最適化したいですか? WebP を使い、JPEG を代替として用意する。
形式を変換する
画像の形式が合っていなければ、変換は簡単です。ZapFile の画像変換はこれらの形式に対応し、すべてブラウザ内で処理します。アップロードも待ち時間もサイズ制限もありません。
変換後にZapFile の画像圧縮で品質を微調整すれば、サイズと鮮明さのバランスを最適にできます。
まとめ
万能の「最良の形式」はありません。写真なら JPEG、くっきりしたグラフィックや透過なら PNG、そして最も軽いのは万能型の WebP です。内容と閲覧者に合った形式を選べば、いつでもベストな結果が得られます。